はじめてのメンズ医療脱毛の基礎知識
このページでは、「医療脱毛ってそもそも何?」「サロンとの違いは?」「何回で終わる?」といった、
はじめての方が気になりやすいポイントを、看護師の目線でまとめました。
クリニック選びやコースを決める前に、まずは全体像をつかむための「教科書」として読んでみてください。
※内容は一般的な情報であり、最終的な判断は必ず各クリニックでの診察・カウンセリングで行ってください。
この記事の内容
1. 医療脱毛とは?サロン脱毛との違い
医療脱毛のイメージ
医療脱毛は、医療機関(クリニック)で行うレーザー脱毛やニードル脱毛のことを指します。 レーザーの熱で毛根の「発毛組織」にダメージを与え、その毛穴から生えてくる毛を長期的に減らすことが目的です。
サロン脱毛との主な違い
| 医療脱毛(クリニック) | サロン脱毛(エステなど) | |
|---|---|---|
| 施術場所 | 医師がいる医療機関 | エステサロン・脱毛サロン |
| 使用機器 | 医療レーザー(毛根をターゲットに強いエネルギー) | 光脱毛(IPLなど、出力は控えめ) |
| 効果のイメージ | 長期的に毛を減らすことを目指す(いわゆる「永久脱毛」の定義に近い) | 抑毛・減毛が中心。続けることで自己処理はかなり楽になる |
| 施術者 | 医師・看護師などの医療職 | エステティシャンなど |
| 万が一の肌トラブル | その場で診察・薬の処方などができる | 必要な場合は別途クリニックで受診 |
・「とにかく確実に毛を減らしたい」「なるべく回数を少なく終わらせたい」→ 医療脱毛向き
・「まずは安く・ライトに試したい」→ サロン脱毛から始める方もいます
サロンが悪い・医療が絶対に良い、という話ではありません。
「どこまで減らしたいか」「どのくらいの期間で終えたいか」で向き・不向きが変わります。 ヒゲやVIOのように太くてしぶとい毛は、医療脱毛のほうが向いていると感じるケースが多いです。
2. なぜ複数回通う?毛周期と回数の目安
毛周期(もうしゅうき)って何?
毛には、生えたり抜けたりをくり返すサイクル(毛周期)があります。 大きく分けると「成長期 → 退行期 → 休止期」の3つの段階です。
- 成長期:毛が伸びている時期(レーザーのターゲットになりやすい)
- 退行期:成長が止まり、抜け落ちる準備をしている時期
- 休止期:毛穴の中でお休みしている時期
医療レーザーは主に「成長期の毛」に反応するため、1回の照射で処理できるのは、
その時に表に出ている毛のうち一部だけです。
そのため、毛周期に合わせて1〜3か月程度の間隔をあけながら複数回通う必要があります。
見えている毛は全体の一部だけで、1回で全ての毛穴に十分なダメージを与えることはできません。
何回かに分けて照射することで、少しずつ「生えてこない毛穴」を増やしていくイメージです。
3. メンズ脱毛の部位別・回数のイメージ
実際にどれくらい通うと「楽になるか」「かなり減ったと感じるか」は、 毛の濃さや肌質・目指すゴールによって個人差がありますが、あくまで目安として以下のように考えておくとイメージしやすいです。
| 部位 | 毛が少なくなってきたと感じる目安 | 自己処理がかなり楽になる目安 |
|---|---|---|
| ヒゲ(鼻下・あご) | 3〜5回 | 10回前後〜 |
| ヒゲ(頬・首) | 3〜5回 | 8〜10回前後〜 |
| 全身(腕・脚・胸・腹など) | 3〜5回 | 5〜8回前後〜 |
| VIO | 3〜5回 | 8〜10回前後〜 |
※あくまで一般的な「目安」です。もともとの毛量・太さ、使用する機械、出力などにより前後します。
「ツルツルを目指すのか」「量を減らしたいだけか」でも回数は変わります。
ヒゲは体毛の中でも太くてしぶとい毛なので、
「青ヒゲを薄くしたいのか」「ツルツルにしたいのか」で必要な回数がかなり変わります。
途中で「やりすぎたかも」と後悔しないように、少し様子を見ながら回数を追加するくらいの気持ちがちょうど良いことも多いです。
4. 痛みと麻酔について(看護師目線)
どこが痛い?どんな痛み?
痛みの感じ方には個人差がありますが、一般的には以下のようなイメージです。
- ヒゲ・VIO:もっとも痛みを感じやすい部位。輪ゴムで強く弾かれるような感覚と言われます。
- 腕・脚:ヒゲよりは痛みがマイルドなことが多いです。
- お腹・背中・胸:毛量によって変化しますが、比較的コントロールしやすい部位です。
よく使われる麻酔の種類
- 麻酔クリーム(表面麻酔):肌に塗って一定時間おくタイプ
- 笑気麻酔:マスクから吸入してリラックス状態にするタイプ
クリニックによって料金や使い方のルールが異なるため、 「ヒゲだけ麻酔を使う」「最初の数回だけ麻酔ありで様子を見る」など、事前に相談しておくと安心です。
「痛いけど言いづらい」とガマンしてしまう方もいますが、
我慢しすぎると通うのが嫌になって途中でやめてしまう原因にもなります。
その場で出力を下げたり、冷却を工夫したりできるので、痛みは遠慮なく伝えてください。
5. 医療脱毛で起こりうるリスク・副作用
医療脱毛は、きちんとした管理のもとで行えば大きなトラブルはまれですが、 ゼロリスクではありません。代表的なものは以下のとおりです。
- 一時的な赤み・ヒリヒリ感・熱感
- やけど(強い赤み、水ぶくれ など)
- 毛嚢炎(ニキビのようなプツプツ)
- 硬毛化・増毛化(まれに、一部の毛が逆に太くなる現象)
- 色素沈着(摩擦や炎症の繰り返しによる黒ずみ)
こういったトラブルが起きた場合も、医療機関であれば診察や薬の処方などの対応が可能です。 気になる症状があるときは、市販薬で自己判断せず、必ずクリニックに相談しましょう。
6. 医療脱毛クリニック選びのチェックポイント
「どこのクリニックが一番良いか」ではなく、あなたに合うかどうかが大切です。 特にメンズ全身+VIOを考えている場合、以下のポイントをチェックしておくと安心です。
- 通いやすさ:自宅や職場からの距離、営業時間
- 料金・コース:総額・追加料金(麻酔・剃毛料・キャンセル料など)
- 使用機械:熱破壊式か蓄熱式か、複数機種の使い分けがあるか
- 予約の取りやすさ:混雑具合、予約の取り方(アプリ・電話など)
- 男性専用かどうか:待合の雰囲気、通いやすさ
当サイトでは、メンズ全身+VIOの比較記事で、料金や麻酔、予約の取りやすさなどを横スクロール表でまとめています。
複数のクリニックで迷っている場合は、そちらも併せて確認してみてください。
7. 施術前後に気をつけたいこと
施術前のポイント
- 日焼けを避ける(強い日焼け直後は照射できないことがあります)
- 自己処理は電気シェーバーで剃毛(毛抜き・ワックスはNG)
- 保湿を意識して、肌を整えておく
- 前日は飲酒・激しい運動・長時間の入浴を控えるよう指示されることがあります
施術後のポイント
- 赤みや熱感が残っている間は、冷却・保湿をしっかり行う
- 当日の長時間の入浴・サウナ・激しい運動は控える
- 毛を抜かない(自然に抜け落ちていくのを待つ)
- 日焼け対策を徹底する(炎症後色素沈着を防ぐため)
8. よくある質問(Q&A)
Q. 医療脱毛は本当に永久ですか?
「二度と1本も生えてこない」という意味ではなく、施術前と比べて毛量が大きく減り、その状態が長く続くイメージです。 体質やホルモンバランスの変化などで、わずかに再び毛が生えてくる場合もあります。
Q. 途中でやめたらどうなりますか?
回数が少なくても「前より毛が柔らかくなった」「生えるスピードが落ちた」と感じる方は多いです。 一方で、元の量からどれくらい減らしたいかによって満足度が変わるため、 通う前に目標イメージ(ツルツル/量を減らす/デザインなど)を決めておくと後悔が少なくなります。
Q. 肌が弱いのですが、医療脱毛は受けられますか?
敏感肌の方でも、出力を調整したり、炎症のある部分を避けたりすることで施術できるケースは多いです。 ただし、アトピー性皮膚炎や強い湿疹・感染症がある場合などは、部位によっては照射できないこともあるため、 必ずカウンセリング時に肌の状態を見せて相談しましょう。